ほとんどの人が忘れている、大切なxxxのこと

先日、優秀な人材を集めたい会社の人事部と、いい就職・転職先を探している方に向けて記事を書きました。それをツイッターに投稿したところ、「給食計画」のツイッターをフォローしてくださっている方からメッセージをいただきました。

 

ご紹介します。

 

 

 

鍋底から見上げる暁(@Gutugutunieta)さん:

長男を昨年、来年は次男を企業に。

一人暮らしが始まるにつけ

1日に一度はバランスの良い食事を。

と親として気になるのがやはり食のことです。

人材確保に大変な企業さんもお見えです。

食事も魅力の1つである事知ってほしいですね。

 

子を送り出す親の気持ち

鍋底から見上げる暁さんは、長年にわたってお子さんをお育てになり社会に送り出された親御さんなのでしょう。

長きにわたっての子育て、本当にお疲れ様でした。

手塩にかけて育てた子を「いってらっしゃい!」と社会に送り出すなんてさぞ誇らしいことと思います。

 

しかし、誇らしく嬉しい反面、やはり親は親です。

大きくなって親元を離れたといっても、子はいつまでたっても子なのです。

親は子を心配するものなのです。

社会人になって親元を離れたからといって、子を心配しなくなるわけではありません。

 

親が巣立った子のどんなことを心配しているかというと、

  • ひとりで朝起きれたかな
  • お水を飲んでるかな
  • ちゃんとご飯を食べているかな
  • 好きなものばかり食べていないかな
  • ちゃんと寝ているかな
  • 夜遊びはほどほどにしているかな
  • 会社の人と仲良くできているかな
  • 何か人に言えない悩みを抱えてふさぎこんでいないかな

親が心配する内容は子が小さい頃から変わっていませんね。

 

親は子を心配するものなのです。

親の本心としては子をいつも心配していたいのです。

危なそうならすぐに手を差し伸べてあげたいのです。

 

でも、子は親元から巣立ちました。

遠くへ羽ばたいて行きました。

子はこれから自分の力で自分の世界を切り拓いていくのですから、

人はその70%を経験から学ぶといいますから、

子の人生を子に任せ、経験させるべきです。

 

親としては、心配したい、手を差し伸べたい、しかしできない。

親のジレンマです。

 

 

ジレンマを親としてどうにか現実的に落とし込んだのが

「せめて食事くらいはちゃんとしたものを食べてもらいたい」

このような気持ちが伝わってきます。

親が抱えるジレンマと子を大事に思う気持ちが伝わってきたメッセージでした。

 

 

新天地を目指す、大事に育てられた方へ

これから社会へ巣立とうとしている方へ

すでに社会で活躍して新天地を目指そうとしている方へ

 

社会に出て毎日戦っていることでしょう。

人生を切り拓いていることでしょう。

 

これからもますますご活躍することを祈っていますが、

自分自身のことを大事にできていますか。

あなたはあなただけのものではありません。

少なくとも、今日に至るまで血潮にかけて育てた親御さんはあなたのことを大事に思っています。

 

あなたを大切にしてください。

あなたのことを大切にしてくれる人と一緒にいてください。

就職・転職も同じです。

あなたのことを大事に思ってくれる会社を選んでください。

 

  • 給料が高いかどうか
  • 勤務地がオシャレかどうか
  • 競争率が高いかどうか
  • 口コミなど他者からの評価はどうか
  • 評価点数
  • 他人からの賞賛
  • 偏差値

これらだけで会社を選ばないでください。

確かに気になる点かもしれませんが、すべて二の次です。

一番大切なことはあなたがあなたでいることです。

 

大切なあなたが、親元にいる時と同じように、健康で笑顔でいられること。

あなたがあなた自身とあなたの周りの人から大事にされること。

一番大切なあなたを同じように大切にしてくれるかどうか。

それで会社を選んでください。

 

2019.08.14 photo by PAKUTASO